
若い頃からカメラを持った事も無かった私が、デジカメ(正しくはディジタルカメラと書くべきらしいが)なる物を手にする事になったのは、ホームページを開設してからであった。
4年前にホームページを作った当時は、手持ちの写真をスキャナーで取り込んで、トップページに飾ったりしていたが、1年もすると種も尽きて新しい写真が欲しくなった。
我家のインスタントカメラで近所の風景を撮って、DPEで出来あがりを貰ってきても、使いたい写真が中々無い。そこで一念発起してデジカメを買おうと言う事になった。デジカメなら写したものをすぐにパソコンで見る事が出来るらしいという単純な発想で、デジカメの何たるかも知らないで買ったのだから、我ながら慌て者だったとあきれている。デジカメを買って使えるようになるまでの顛末は私のHP作り1・デジカメ初体験をご覧下さい。
初めて手にしたデジカメが面白くて、毎日、我家の小さな庭に生えている僅かな花を撮っていたが、まもなく少しずつ足を伸ばして近所周りを歩くようになった。
時には主人と共に少し離れた植物園に車で行って、植物園の中を歩きながら花の写真を撮るようにもなった。しばらくして、主人も自分用にデジカメを買ったので、植物園に行ったときは、二人してあちこちを写すようになった。
私がチマチマと花のマクロ撮影に励んでいると、主人は植物園全体を写したりして居て、帰ってからパソコンに取り込んでみると、それぞれの個性が出てとても面白い。ホームページには時々主人撮影の写真も登場するようになった。
デジカメの使い方については、機種によって色々なので他の人はどのようにしておられるか分からないが、
私のデジカメの写し方は、(2004年10月以後変更)
接写撮影のときには、「マクロ」に設定。
機種設定の接写距離が8センチ〜25センチなので、花から10センチ以上離れて、
後はモニター画面を見ながら、シャッターを半押しにしてモニターでピントが合った事を確認したら、シャッターを押しこむ。
これだけの事だが、リウマチで変形している私の手ではこれらの事が中々出来ない。
まず、地面近くに咲いている小さな花を写したい時には、しゃがむという姿勢が出来ないのでまず近くに腰掛けるものを探す。都合よく石などがある時はそれに腰掛けて写すが、時には水のない事を確かめてから、溝の中に入って道路に腰掛けている事もある。人が見たら変な人と思うだろうが、、写したい花があれば人の目などにはかまっていられない。大体はしゃがまなくても撮れるところにある花を探すか、花を上から写すが、上から写した花で上手く撮れたものは余り無い。
2004年10月からはレンズ部分が回転するデジカメに買い換えたので、地面近くのものもしゃがまないで写せるようになった。
次ぎにシャッターを半押しにしてだが、握力が殆ど無い変形した手なのでカメラをしっかり持つことが出来ない。「マクロ撮影は難しい」とホームページに書いたら、「セルフタイマーで写したらいいですよ」と教えて下さる方があって嬉しかった。以後マクロ撮影の時には、何時もセルフタイマーを使っている。
セルフタイマーに設定して、シャッターを半押しにして、モニター画面でピントが合った事を確認したら、シャッターを押しこむ。後はモニター画面にセルフタイマーの表示が出るので、ピッピッと言う音を聞きながら、カメラを両手で持って10秒後にシャッターが落ちる瞬間を、息を詰めながら待っている。
最初の頃は写真のイロハも分からなかったので、自分の写してきたものはどれも良い写真に見えて、どれからページに載せ様かなどと思ったものだが、そのうち、ここはもう少しこんな風に、、等と一人前に悩み出して沢山の写真を撮った時期もあった。
1つの花を100枚くらい写してきても、ピントが甘かったり、構図が変だったり、余計なものが中心近くに写っていたりで、使える写真が見つからなくて再挑戦と言う事も多くなったが、結局どれが良いのかわけが分からなくなって、疲れてしまった。
思考錯誤の末と言うと大げさな事だが、結局は「見て下さる方に良く思ってもらおう」ではなくて、「自分でいいなと思う写真を撮ればいいのだ」と開き直ってから気が楽になった。最近では一人で自分の写真集を眺めてニヤニヤしているのだから、おめでたい事である。
「歩くと言う事は筋肉を強くするので、なるべく毎日少しでも歩きなさい。」とはリウマチでお世話になっている主治医が以前から言われていた事だが、分かってはいても「何の目的も無く散歩するのは億劫で、、、」などと言い訳ばかり言っていた。
しかし、デジカメを持つことになってから、自然と歩くようになった。初めは足元も怪しげだったので、杖を持って歩いていたが、手首が痛いと言う事もあり、写真を写すときに杖を手放して、写した後、杖を忘れてくると言う事がしばしばあったこと等から、最近では杖無しで歩いている。
気がつくと膝の痛みが余り感じられなくなったという事もあり、これは予想外の効果だった。精一杯歩いていても1時間位が限度だったのに、最近では写真を写しながらだが1時間半は歩けるようになった。膝の関節の状況はレントゲンでは相変わらずのようだが、周りの筋肉の増強によって関節が保護されているらしい。
2004年に一度転倒して脊椎の圧迫骨折をしてから、再びしっかりした杖を持って歩いている。
先日新しいウオーキングシュースを買った。今までは気にもしなかったが、この靴を履いて歩くと足の裏がとても楽なので、やはり用途に合った靴は違うと感心している。
この頃ではお天気の良い日は、帽子をかぶってデジカメ持って近所を歩いている。今まで車で通りすぎるだけだった道端にも、季節毎に可愛い花が咲いている事が分かった。嬉しいことである。
これからもウオーキングとまでは言えないけれど、私のデジカメ散歩を続けたいと願っている。
私のデジカメも、最初のFUJIFILM FinePix600Zから、2代目のSONY-Cyber-shot-DSC-F88へと変わり、
現在はCanonIXY910ISと変わった。今は以前の様に毎日花を探して歩くというわけには行かないが、
カメラも小さく(9センチ×6センチ)になったので出かける時にはいつもポケットに入れている、私の大切な相棒である。